最近観たもの/イエスタディ

エスタディを観てきました。

TohoシネマズのHPを見ながら、怖いもの見たさのジョーカーにするか、安定のイエスタディにするか悩んだんですけど、結局イエスタディにしました。案外人を選ぶ映画かなーと思いましたが、観て良かったです。
 
感想です。
★★★☆☆(星3つ)
(私がイギリス人で、性格のいい彼氏がいたら一緒に観に行きたいランキング暫定1位)
 
以下ネタバレあり。
ストーリーは単純。ある日世界からビートルズの存在、記憶がなくなります。鳴かず飛ばずだったミュージシャンのジャックだけが、ビートルズのことを覚えており、ビートルズの名曲を使ってロックスターになろうとするのですが...
 
あらすじだけだと、一見なろう系にも見えますが、この映画の本筋はあくまで、主人公のジャックとその幼馴染兼マネージャーであるエルのラブストーリーかなーと思います。
 
音楽はあくまでそのラブストーリーを盛り上げるための小道具ですが、この小道具が、冒頭のとおり意外に人を選ぶかと、思いました。
 
というのも、当たり前ですが、この映画UKロックの言及が結構多いです。ビートルズは勿論、コールドプレイやオアシス、パルプといったアーティストの名前、曲名も出てきますし、ジャックの部屋にはレディオヘッドのジャケットが飾られてたり、わかりやすく小ネタが出てきます。
 
勿論製作国のイギリスでは、老若男女知っているレベルですが、日本だとなかなか知らない人は楽しめないかもしれません...2012年のロンドンオリンピックの開会式も、結構人を選ぶ印象がありましたが、こちらも同様。ビートルズ?音楽の教科書に載ってた?ぐらいの人は厳しいかと。。.
 
そのかわり?といってはなんですがラブストーリー部分は非常にわかりやすく単純で、観ていて気持ちいいです。この映画の脚本のリチャード・カーティスと言えば、ラブアクチュアリーの監督ですが、やっぱりハッピーな映画を作るのは本当に上手ですね。マネージャーであるエル役のリリー・ジェームズも、健気でキュートで、シンデレラより、ダウントンアビーより、はまり役だったと思います。
 
というわけで軽く笑えてハッピーになれるという意味では良い映画かと。ただ何か強い印象を残したり考えさせたりということはないですし、ツッコミどころも多かったので、そこら辺を目をつぶってくれるような、性格のいい彼氏がいたら一緒にわいわい観たい、そして観た後にビートルズが流れるパブできゃいきゃいギネス飲みたい―って感じの映画でした。